増加する児童虐待問題に対応するため、東京都は多摩地域に3ヶ所の児童相談所を新設し体制を強化する方針を示した。
これまで武蔵野市を所管する児童相談所は杉並児童相談所であったが、素案では新たに新設される「多摩中央児童相談所(仮称)」の所管となる。
厚労省は2021年にきめ細かな対応ができるよう児童相談所の設置基準として管轄人口を概ね50万人以下に1ヶ所と目安を通知、また都道府県などには「20万〜100万人」を目安としていた。対する杉並児童相談所の管轄人口は約125万人程度であった。
今回の再編を受けて、武蔵野市を所管する多摩中部児相の管轄人口は約59万人となる。増え続ける虐待を抑え、重大な虐待を未然に防ぎ、子どもの命をしっかりと守ってほしい。
実際に計画として決定するのは3月下旬の予定。