ホーム活動報告千葉県いすみ市 男性のHPVワクチン接種が無償化 武蔵野市も続け!

千葉県いすみ市 男性のHPVワクチン接種が無償化 武蔵野市も続け!

 千葉県いすみ市ではHPVワクチンを男性に接種する際の費用を費用を全額助成することを決め、2023年度の一般会計予算案に盛り込んだ。予算案は今月28日開会の市議会定例会で審議される。

 HPVワクチンとは子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンだ。子宮頸がんそのものは女性の病気だが、その原因のHPVは性行為で感染する。感染予防にはワクチン接種が有効とされており、女性は法律により公費で接種することができる。2023年度より中学1年生が対象となる。

 いすみ市では感染を防ぐには男性の接種も必要だと、医師らからの指摘を受けて今回の助成が決定した。3回の接種が必要となり、自己負担した場合は約5万円の費用がかかる。

 一方で、男性への接種は女性にHPVを感染させることを予防するためだけとも限らず、肛門がんや中咽頭がん、陰茎がんの予防効果も認められている。

 ウイルスの感染拡大を防ぐためには、自身が感染しないこと、人に感染さないことをが大切だ。そうしたことを考えれば、男女ともにワクチン接種が進むことで将来的にHPVが原因となるがんの発病率が下がってくるのではないだろうか。

 こうした素晴らしい事例は武蔵野市でもどんどん取り入れていきたい。

関連リンク
子宮頸がん予防ワクチン(HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン)について(武蔵野市)
子宮頸がん予防ワクチン接種推進自治体議員連盟が設立

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