令和6年度より消防団員が準中型免許を取得する費用を助成することになった。
これは平成29年3月12日から、普通自動車、中型自動車、大型自動車に加えて、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満等の自動車が新たに「準中型自動車」として新設され、これに対応する運転免許として「準中型免許」が新設されたためだ。同日以降に普通自動車免許を取得した人が運転できる車両は総重量3.5トン未満に限定される。
現在、武蔵野市消防団のポンプ車はこれまでの免許制度に合わせる形で5トン未満(主に4〜5トン)のものが配備されている。準中型免許新設後に普通自動車免許を取得した団員はこれを運転することができない。今後は新たに入団するであろう若い団員は普通自動車免許があってもポンプ車を運転することができないという状況に陥る。そうした事態を回避するための助成となる。
一方で免許の制度が変わったことを受けて、3.5トン未満のポンプ車もメーカーより新たにラインナップされた。今後はポンプ車の更新のタイミングで新たな制度に対応したポンプ車に変更すればこの助成事業は役割を終えるだろう。