5月20日に武蔵野市の友好都市である富山県南砺市で「桜ヶ池クエスト」がスタートし、その記念イベントとして声優よるトークイベントと植樹イベントが開催された。
アニメ「サクラクエスト」の舞台として作品内に登場した桜池。この桜池は富山県南砺市の桜ヶ池がモデルとなっており、番組放送の終了した今でも多くのファンが訪れている。
この桜ヶ池では30年以上前に植えられた桜の木が立ち枯れの危機を迎えており、地域の方々によって桜を蘇らせる活動を行っている。桜の維持管理には多額の費用も必要となり、今回のイベントでは桜ヶ池エリアの桜の維持管理やその他賑わい創出のために充てる募金も行われた。
今回のイベントについて、南砺市にご担当から話を伺った。
桜でいっぱいにしたいというサクラクエストのストーリーに完全に合致している。桜の植樹も大切だし、今ある桜の維持管理も非常にお金がかかる。そのための募金を多くの人にお願いしたい。アニメを通じて盛り上げて欲しいですし、その盛り上がりからアニメファンでない人にも注目してもらい応援してもらいたい。

実際に募金はどのくらい集まったのだろうか。返礼品として2000円でポストカード、1万円でポスターが用意されており、ポスターを持っている人もかなり見かけた。
どの程度集まったのかは *後日確認してみたい。あるファンの方はポスターに課金をしたと表現をしており、好きな作品が応援する取り組みをファンとして支援する、ポスターに対して桜ヶ池クエストを支援するという付加価値を見出しているのだと感じる。

植樹イベントで南砺市の田中市長は
桜ヶ池クエストには多くの人に参画してもらいたい。今日はその第一歩。今後、この取り組みを全国に広げていきたい。そして地元の運動にも繋げていきたい。(要約)
と、期待を語っていた。
南砺市はコンテンツを利用した観光振興・地域振興に早い段階から取り組んでおり、非常に興味深く参考になる。武蔵野市にもご当地が舞台となる作品があるので、それらを観光資源として活用していきたい。