4月28日に境南ふれあい広場公園にて「武蔵境×SHIROBAKO 春祭り」が開催され、大変な盛り上がりとなった。
SHIROBAKOとは2014年にテレビ放映されたアニメ作品で、作品中には武蔵境を中心に地元の人が見ればすぐにわかるような風景が多く映し出される。放映中はファンの方々は聖地巡礼と称して武蔵境で実際に登場した風景を見たり、登場したお店を利用しに大勢が武蔵境を訪れた。放映終了後も根強い人気でイベントを行えば2000人を超える来場者が訪れるなど、色々な意味でとても魅力的な作品だ。
今回の春祭りでも多くのファンの方たちで賑わった。こうしたイベントを地元で行う目的はファンに来てもらうこと、舞台(聖地)である地元を作品と同じように好きになってもらうことではないだろうか。そして2度、3度と遊びに来てもらい、今までにない層の来街者に楽しんでもらい、その結果で地域経済にも良い作用が生まれると考える。
少し残念に感じたのは地元でSHIROBAKOを知らない方が多かったこと、知らないのは仕方ないとしても「SHIROBAKO×武蔵境 春祭り」がいったいなんのイベントなのかも周知不足のように感じた。「街に告知のポスターが少ないですね」「もしかして意外と知られてないの?」春祭りの会場ではそのような会話も耳にした。今後はファンを迎える街としてもやらなければならないことがあるだろう。聖地となるか、それとも単なるイベント会場となるか。イベントを継続するためにも力の入れどころではないだろうか。
イベントの閉会式ではとんでもないサプライズが発表された。「劇場版SHIROBAKO」製作開始。私もその場にいたが、会場からは大きな歓声があがった。発表をこのイベントに合わせて武蔵境で行うというのも粋な計らい、なんとありがたいことだろう。劇場版が制作されるということで、今後の次回イベントなどは境南ふれあい広場公園のキャパを超えてしまう可能性も?今後もSHIROBAKOイベントを武蔵境で継続していきたい。