ホーム武蔵野市武蔵境エリア武蔵境の地域イベント体験|第16回ピクニックで感じた人とまちのつながり

武蔵境の地域イベント体験|第16回ピクニックで感じた人とまちのつながり

本日、武蔵境駅南口の境南ふれあい広場公園で第16回武蔵境ピクニックが開催された。
JR中央線・西武多摩川線の武蔵境駅周辺の商店会、市民団体、大学などが連携し、実行委員会を立ち上げて実施される地域イベントだ。

目的は市民交流や商業振興を通じた地域活性化。スタンプラリーや買い物イベント、地元飲食店の出店などが並び、多くの来場者で賑わっていた。

会場である境南ふれあい広場公園には、地域の団体や商店が多数のブースを出展していた。とりわけ飲食系のブースが充実しており、手づくりの料理や地元ならではの品を求める来場者の列が途切れなかった。
また、自衛隊西東京地域事務所からも自衛官が参加し、活動報告や装備展示を行っていた。来場者に対して丁寧な説明を行いながら、地域に根差して活動している様子がよく伝わってきた。

自衛隊西東京地域事務所から自衛官も参加
自衛隊西東京地域事務所から自衛官も参加

中でも印象に残ったのは、あるブースで販売されていた焼きまんじゅう。群馬県民にとっては言わずと知れたソウルフードであり、群馬出身の私が真っ先に手を伸ばしたのも焼きまんじゅうだった。ほんのり甘い味噌だれの香ばしさが、ふと郷里の空気を呼び起こす。まさか武蔵境で焼きまんじゅうを食べる日が来るとは思いもしなかった。

群馬県民のソウルフード「焼きまんじゅう」
群馬県民のソウルフード「焼きまんじゅう」

あいにく天気は雨となったが、傘を手にした親子連れや地元住民の姿が絶えることはなかった。足元の悪い中でも、地域のつながりを感じられる機会となった。運営に尽力されたすべての方々に敬意を表したい。

その中でも私は今回、初めてスタンプラリーショッピングに参加した。チェックポイントは全部で13箇所。桜堤から境南町まで、武蔵境エリアをほぼ網羅する構成となっていた。
雨の中、チェックポイントを一つずつ巡りながら、普段は通り過ぎてしまう場所に立ち止まり、まちの空気に改めて触れることができた。それぞれのポイントではスタッフや参加者とのちょっとしたやり取りがあり、地域との距離が縮まる実感があった。

スタンプラリーの参加費は500円。しかし、受付で配布されるスタンプシートと一緒に500円分の地域通貨が付いてくるため、実質的には申し込むだけで無料で参加できる仕組みだ。
さらに、全13箇所をコンプリートすると追加で1500円分の地域通貨が進呈されるため、実質2000円分の買い物ができる。地域通貨は当日の会場内だけでなく、武蔵境エリアの加盟店でも利用可能。
単なるスタンプラリーではなく、地域経済を循環させる仕掛けとして非常によく考えられている。正直、よくできているなと感心した。

武蔵境で開かれるイベントは、主催者と参加者の距離が近く、温かみと親しみを感じられるものが多い。今回もその魅力をあらためて実感する機会となった。

スタンプラリーコンプリート
全てのチェックポイントを巡り終えて、ゴールの境南ふれあい広場公園へ。

関連リンク
武蔵境ピクニック
自衛隊西東京地域事務所
焼きまんじゅう

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