
中央線のホームドア設置、武蔵境駅から始動!三鷹・吉祥寺へも早期整備を
武蔵境駅でホームドア工事が進行中!中央線の安全対策が加速
ついに、JR中央線のホームドア設置が本格的に動き出した。 これは、私がこれまで議会で求めてきた重要な施策の一つでもある。
2022年度(令和4年度)から、武蔵境駅でホームドア設置に向けた改良工事が始まった。 JR東日本は、2032年までに東京圏の主要路線330駅にホームドアを設置する計画を進めている。武蔵野市内では、武蔵境駅が最初となるが、三鷹駅・吉祥寺駅についても、早期設置が求められている。
私の一般質問:武蔵野市内3駅のホームドア設置の現状と今後の見通し
令和3年第3回定例会において、私は 武蔵野市内の中央線3駅(武蔵境・三鷹・吉祥寺)のホームドア整備について、現状と課題、今後の見通しについて質問 した。
1. 武蔵境駅のホームドア設置の進捗と課題
武蔵境駅については、JR東日本が2022年度(令和4年度)から土木工事に着手した。しかし、その後の設置スケジュールは現在調整中となっている。
課題
- ホームの構造改良が必要であり、工事に時間がかかる。
- 駅ごとの乗降者数や設備状況に応じた設計が必要。
- 施工スケジュールが流動的で、詳細な完成時期が確定していない。
- 通勤・通学時間帯に影響を与えないよう、工事の進め方に工夫が求められる。
- ホームドア設置後の運用管理についても検討が必要。
2. 三鷹駅・吉祥寺駅のホームドア設置の見通し
三鷹駅と吉祥寺駅についても、早期設置が求められている。現在のところ、ホームの形状や駅ごとの構造に応じた調整が進められている。
今後の動向
- 現在、JR東日本が整備計画の詳細を調整中。
- 三鷹駅・吉祥寺駅については、今後の具体的なスケジュールが決定される見込み。
- 設置までの期間、安全確保のための代替対策が必要。
- ホームドア設置後のメンテナンスや運用方針についても議論が求められる。
武蔵野市としての取り組み
- 市としても、JR東日本に対し、三鷹・吉祥寺の早期設置を要望。
- 市民の安全対策として、引き続き取り組んでいく。
- 駅周辺の交通整理やバリアフリー整備も併せて進める。
市長の答弁:ホームドア設置は「安全対策として重要」
松下市長(当時)も、ホームドア設置について以下のように答弁した。
「視覚障害を持つ方や障害をお持ちの方、自殺防止の観点からもホームドアは必要。市としても、ハード面の整備とともに、転落防止や人命を守るためのソフト面の対策にも取り組んでいく」
ホームドア設置は、安全性向上のために不可欠だ。しかし、市民の命を守るためには、それだけでは不十分であり、人的なサポートや啓発活動も重要になる。
私の提案:ハード(ホームドア)+ソフト(人的支援)の両面で安全対策を強化すべき
- ホームドアが設置されるまでの期間も、安全対策を講じる。
- 駅員の配置や注意喚起、地域の見守り活動を強化。
- 精神的なケアを必要とする人々のための相談窓口の設置や、支援団体との連携を進める。
- ホームドア設置後の安全教育や啓発活動を強化。
最新の整備計画(2025~2031年)
JR東日本は、2028年度末までに東京都内6割以上の駅番線にホームドアを整備する計画を発表した。武蔵野市の三駅も、これに含まれている。
2025年度末までの整備予定
- 武蔵境駅:工事進行中
- 三鷹駅・吉祥寺駅:今後の整備計画を調整中
最終目標(2031年度末)
- 東京都内の主要駅 330駅 758番線に設置完了予定
- 三鷹駅・吉祥寺駅も順次整備が進む予定
武蔵野市としての今後の方針
- ホームドアの早期設置に向けた働きかけを強化する。
- 駅ごとの課題を整理し、スムーズな整備を進める。
- ハードとソフトの両面で、安全な駅環境をつくる。
- 市民とともに、交通安全に関する啓発活動を推進する。
- 設置後の運用管理や利便性向上についても考慮する。
私は引き続き、武蔵野市内の3駅(武蔵境・三鷹・吉祥寺)へのホームドア設置が進むよう、議会で提言を続けていく。
市民の皆さんが安心して駅を利用できるよう、全力で取り組みたい。

参考資料: 東京都内駅ホームドア整備について(JR東日本)